911
水冷911の耐久性について

FBのポルシェ乗りのグループを見ていると、不運にも水冷911でエンジントラブルにあわれた方に対して、水冷は壊れやすいからね。というコメントを見かけたのでちょっとブログを書いてみました。

確かに特定のモデルには既知の問題があり、故障発生率が高いのだと思われます。ただ、水冷といっても996の発売から20年以上たっており、996前期から数えると992は7回目のモデルチェンジに当たります。

水冷の中では、996と997前期のエンジンはいくつかの問題を抱えていると言われています。(ターボやGT系の車はエンジンの設計が異なる為、上記の問題はカレラ系のみです)

1つ目は、所謂、インタミ問題。これはインターミディエイトシャフトが破断するという問題で、ポルシェも認めている問題です。しかし、現在、日本国内で流通している多くの車両は対策済みであり、過剰に心配する必要はないと思います。

2つ目は、シリンダーの傷。これはピストンが首振れし、シリンダー内壁やピストンに傷が入り、最悪、ブローにつながるというケースです。

特に多く報告されているのは、5番や6番といった奥のバンクであり、冷却不足やオイルの油膜切れにより摩擦係数があがりピストンが振れると考えられています。この事象が発生する原因の一つとして、エンジンブロックの強度不足が指摘されています。

993から996になった際、エンジンブロックの素材が変更されました。また993までのエンジンはクローズドデッキでしたが、996,997前期はオープンデッキとなっており、シリンダー内壁が薄くなった事で強度が不足していると言われています。シリンダー内壁にスリーブを打ち込む事で対策されているケースもありますが、高額な費用が発生します。

オーナーが手軽にできる対策としては、定期的にエンジンをかけ油膜を切らさない事や、十分な暖気や、こまめなオイル交換が有用だと考えられます。

この問題はネットで調べるとたくさんの症例が出てきますから、911が欲しいと思った方は、事前に調べることで必要な知識を得ることはできますし、996、997前期は比較的相場が安定している為、リスクを認識した上で、選択という判断は十分にあり得ると思います。

DFI化し完全に設計の変わった997後期、991前期はどうなのでしょうか?

まず、インターミディエイトシャフトは廃止されました。その為、インタミ問題は起こりえません。

また、エンジンブロックについては、997前期まで採用されていたオープンデッキ構造ではなく、クローズドデッキ構造に変わっています。これにより内壁の強度不足と冷却経路不足は解消されたと考えられ、ピストンの首振れは発生し難くなっていると考えられます。

991.1 3.8L MA103
60a851a2c5d06

997.1 3.8L / M97.01
60a851ad89f24

もちろん、これらの車は、まだ比較的年式が浅い為、これから問題が発生してくる可能性はありますが、水冷の911に乗りたいけど、インタミ問題やシリンダー齧りが不安という方は、997後期以降のDFIエンジンの車を選ぶというのは、有力な選択肢になりうるのではないでしょうか。

991後期・992のエンジンの構造の詳細は調べていないので気がむいたら、、w

(あくまで素人のポルシェ好きの知識なので、詳しい人がいればぜひコメント下さい)

FBのポルシェ乗りのグループを見ていると、不運にも水冷911でエンジントラブルにあわれた方に対して、水冷は壊れやすいからね。というコメントを見かけたのでちょっとブログを書いてみました。 確かに特定のモデルには既知の問題があり、故障発生率が高いのだと思われます。ただ、水冷といっても996の発売から20年以上たっており、996前期から数えると992は7回目のモデルチェンジに当たります。 水冷の中では、996と997前期のエンジンはいくつかの問題を抱えていると言われています。(ターボやGT系の車はエンジンの設計が異なる為、上記の問題はカレラ系のみです) 1つ目は、所謂、インタミ問題。これはインターミディエイトシャフトが破断するという問題で、ポルシェも認めている問題です。しかし、現在、日本国内で流通している多くの車両は対策済みであり、過剰に心配する必要はないと思います。 2つ目は、シリンダーの傷。これはピストンが首振れし、シリンダー内壁やピストンに傷が入り、最悪、ブローにつながるというケースです。 特に多く報告されているのは、5番や6番といった奥のバンクであり、冷却不足やオイルの油膜切れにより摩擦係数があがりピストンが振れると考えられています。この事象が発生する原因の一つとして、エンジンブロックの強度不足が指摘されています。 993から996になった際、エンジンブロックの素材が変更されました。また993までのエンジンはクローズドデッキでしたが、996,997前期はオープンデッキとなっており、シリンダー内壁が薄くなった事で強度が不足していると言われています。シリンダー内壁にスリーブを打ち込む事で対策されているケースもありますが、高額な費用が発生します。 オーナーが手軽にできる対策としては、定期的にエンジンをかけ油膜を切らさない事や、十分な暖気や、こまめなオイル交換が有用だと考えられます。 この問題はネットで調べるとたくさんの症例が出てきますから、911が欲しいと思った方は、事前に調べることで必要な知識を得ることはできますし、996、997前期は比較的相場が安定している為、リスクを認識した上で、選択という判断は十分にあり得ると思います。 DFI化し完全に設計の変わった997後期、991前期はどうなのでしょうか? まず、インターミディエイトシャフトは廃止されました。その為、インタミ問題は起こりえません。 また、エンジンブロックについては、997前期まで採用されていたオープンデッキ構造ではなく、クローズドデッキ構造に変わっています。これにより内壁の強度不足と冷却経路不足は解消されたと考えられ、ピストンの首振れは発生し難くなっていると考えられます。 991.1 3.8L MA103 ![60a851a2c5d06](serve/attachment&path=60a851a2c5d06) 997.1 3.8L / M97.01 ![60a851ad89f24](serve/attachment&path=60a851ad89f24) もちろん、これらの車は、まだ比較的年式が浅い為、これから問題が発生してくる可能性はありますが、水冷の911に乗りたいけど、インタミ問題やシリンダー齧りが不安という方は、997後期以降のDFIエンジンの車を選ぶというのは、有力な選択肢になりうるのではないでしょうか。 991後期・992のエンジンの構造の詳細は調べていないので気がむいたら、、w (あくまで素人のポルシェ好きの知識なので、詳しい人がいればぜひコメント下さい)
編集 May 22 9:35 am
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