991CarreraSのPSE化の検討に続き、実際のPSE化の施工についての記事です。
PSE化に必要な部品は、991S PSE化の検討メモ に記載した下記のパーツです。
99111143707(Sports Front Exhoust)
99161395907DML(コンソールスイッチ オプションI651 )
99111149100(PSE間のアクチュエータ接続用ホース)
99111149200(スチール製バキュームホース) *2本
99111148800(スチール製ホースを繋ぐホルダ)
90091800540 (バキュームチューブ)
今回、フロントエキゾーストはヤフオクで中古を、他の部品はRosePassionで調達しました。
折角なのでバキュームホースを交換しようと思って色々買ったものの、買いすぎでしたw
コネクティングピース、Tピース、モールドホース、パイプ、DIVERTER VALVE FLEXIBLE PIPEは流用可能ですので、最小限なら上にかいたパーツナンバーだけで大丈夫です。
中古で手に入れたセンターマフラーです。
購入時は下のようにヤケがひどかったので、ヨシムラのステンマジックと激落ちくん焦げ落としで削りまくり、最後はピカールで磨いたのが上の状態です。中々キレイになったのではないでしょうか。
事前作業として、アクチュエータ間を接続ホース(99111149100)で繋いでおいてください。
また、コンソールスイッチはこんな感じで全てバラバラで送られてくるので、自分のオプションに合わせてレゴのように組み付けておきます。組付けは簡単です。ただし、一回スイッチをはめると外すのは至難の業なので、私のように全スイッチをはめないほうが良いでしょう、、、w
さて、交換作業です。
まず、作業しやすいようリアをあげます。写真は20cmあげてる状態です。安全の為、後輪を上げる場合は前輪に輪留め等をかけるようにしてください。
エンジンフードをあけます。
真ん中のダクトの内側にはまっているプラスチックのフレームを外すとファンカバーが外れます。ファンは3点ブッシュでハマっているのでスポスポッと抜きます。ファンのコネクタの爪が割れないように気をつけて下さい。最後にエアクリダクトもブッシュでハマっているだけなので外します。
ここまで外すとこの状態になります。さらにテールランプを外し、バンパーを外します。
次にバキュームホースのルーティングをしやすいようスポイラーを外します。スポイラーを外すのは、トルクスを4本外すだけですが、外す為には、冷却水キャップを外してこのトレーを取る必要があります(元のバキュームラインを流用する前提であれば必須ではありません)
次にエアクリーナボックスを外します。
バキュームホースが3箇所繋がっているので抜いて、ファンネルが止まっているホースバンドを緩め、ボルトを2本外すとユニットごと取り外せます。
ボックスを外したあとは、遮熱板を外します。
ボルト3本ずつと横のサイドマフラーをカバーしているプラスチックの部分で1本ずつ止まっているので外すとごそっと取れます。
そうすると、センターマフラーが露出するので、まずアクチュエータに繋がっているバキュームを外します。
次に、エキパイのナット3本ずつ、サイドマフラーと繋がっているクランプのボルト2本ずつを外します。
最後にタイコを抑えているバンドを二箇所外すとごそっと抜けます。
センターマフラーを外した状態です。
(写真が一気に飛んでごめんなさい、、動画をとったので後日補完します)
中央のパネルを外します。外すとこうなります。
パネルに穴が空いているのでそこにホルダ(99111148800)を差し込みます。裏側に曲がっているパイプが出る形です。裏側と表側にそれぞれスチール製のバキュームホース(99111149200)を繋ぎます。
エンジン側のバキュームホースには、元々のアクチュエータに繋がっていたソレノイドから出ていたホースを差し込みます。
エンジンマウントの横から出ているルートが純正のルート。
バキュームホースを交換する場合は、DMEボックスの真下にあるこのソレノイド(透明なバキュームホースが繋がっているL字コネクタ)からとってください。
バキュームを繋いだらパネルを取り付けます。
こんな感じになります。
次にセンターマフラーを取り付けます。
ノーマルを外したのと逆につけていくだけです。
エキパイ -> ガスケット -> センターマフラー -> ホルダー(写真中央のプレート)という順番です。
写真はガスケットの後にホルダーを付けてしまっているので間違えですw
殆どの場合、元のナット類はサビサビだと思うので、交換します。
あと、ボルトやナットには固着防止の為にスレッドコンパウンド等を塗っておくと良いと思います。
なお、位置調整する必要があるので、この段階では本締めはしないでください。エキパイとバンドを軽く止めたら、テールエンドを当ててサイドマフラーとセンターマフラーの出口があうことを確認してください。
位置決めをしたら、サイドマフラーのクランプを23nmで止めます。
エキパイとホルダーのボルトも23nmです。
全て止めると写真の状態です。
アクチュエータにパネルから出たスチール製のバキュームホースを接続することを忘れないでください。
ここまで完了すると写真の状態になります(写真は、エアクリボックスつけちゃってます)
正面から。美しいですね。
あとは、遮熱板を止め、エアクリボックスをつけ、スポイラーをつけ、テールランプをつけ、ファンをつけ、ファンカバーをはめれば元通りです。
さて、最後はコンソールスイッチです。
コンソールの左右のパネルを内装剥がしなどで外します。
バキバキっと外すだけです。
トリムパネルを剥がします。コンソールボックスをあけて下側から外すと外しやすいです。
外すとこんな感じ。あとはスイッチを外すだけ。簡単にとれます。
裏に3pinコネクタが刺さっているので外して新しいコンソールスイッチに交換します。
交換完了。
あとは、PIWISでコーディングすれば夢のPSE化完了です。
残念ながら、コーディングするまではスポーツに入れてもバルブオープンになりません。
コーディングはご自身でPIWISをお持ちでない限りは、ショップか、ポルシェセンターに依頼するのが良いでしょう。私が普段お願いしているPCはコーディングだけでもちゃんと受けてくれました。
素晴らしいサウンドに酔いしれてください。
![5e6b5c1f981df](serve/attachment&path=5e6b5c1f981df)
991CarreraSのPSE化の検討に続き、実際のPSE化の施工についての記事です。
PSE化に必要な部品は、[991S PSE化の検討メモ](https://porsche-forum.com/index.php?u=/topic/54/991s-pse%E5%8C%96%E3%81%AE%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E3%83%A1%E3%83%A2 "991S PSE化の検討メモ") に記載した下記のパーツです。
99111143707(Sports Front Exhoust)
99161395907DML(コンソールスイッチ オプションI651 )
99111149100(PSE間のアクチュエータ接続用ホース)
99111149200(スチール製バキュームホース) *2本
99111148800(スチール製ホースを繋ぐホルダ)
90091800540 (バキュームチューブ)
今回、フロントエキゾーストはヤフオクで中古を、他の部品はRosePassionで調達しました。
![5e6b5d36c1f24](serve/attachment&path=5e6b5d36c1f24)
折角なのでバキュームホースを交換しようと思って色々買ったものの、買いすぎでしたw
コネクティングピース、Tピース、モールドホース、パイプ、DIVERTER VALVE FLEXIBLE PIPEは流用可能ですので、最小限なら上にかいたパーツナンバーだけで大丈夫です。
![5e6b5e7308f38](serve/attachment&path=5e6b5e7308f38)
中古で手に入れたセンターマフラーです。
購入時は下のようにヤケがひどかったので、ヨシムラのステンマジックと激落ちくん焦げ落としで削りまくり、最後はピカールで磨いたのが上の状態です。中々キレイになったのではないでしょうか。
事前作業として、アクチュエータ間を接続ホース(99111149100)で繋いでおいてください。
![5e6b6797a87e5](serve/attachment&path=5e6b6797a87e5)
![5e6b6797e9220](serve/attachment&path=5e6b6797e9220)
また、コンソールスイッチはこんな感じで全てバラバラで送られてくるので、自分のオプションに合わせてレゴのように組み付けておきます。組付けは簡単です。ただし、一回スイッチをはめると外すのは至難の業なので、私のように全スイッチをはめないほうが良いでしょう、、、w
さて、交換作業です。
![5e6b5ed0c7356](serve/attachment&path=5e6b5ed0c7356)
まず、作業しやすいようリアをあげます。写真は20cmあげてる状態です。安全の為、後輪を上げる場合は前輪に輪留め等をかけるようにしてください。
![5e7efd5a70e24](serve/attachment&path=5e7efd5a70e24)
エンジンフードをあけます。
![5e7efd5acb7df](serve/attachment&path=5e7efd5acb7df)
真ん中のダクトの内側にはまっているプラスチックのフレームを外すとファンカバーが外れます。ファンは3点ブッシュでハマっているのでスポスポッと抜きます。ファンのコネクタの爪が割れないように気をつけて下さい。最後にエアクリダクトもブッシュでハマっているだけなので外します。
![5e6b60179a5f1](serve/attachment&path=5e6b60179a5f1)
ここまで外すとこの状態になります。さらにテールランプを外し、バンパーを外します。
![5e6b605ecb909](serve/attachment&path=5e6b605ecb909)
次にバキュームホースのルーティングをしやすいようスポイラーを外します。スポイラーを外すのは、トルクスを4本外すだけですが、外す為には、冷却水キャップを外してこのトレーを取る必要があります(元のバキュームラインを流用する前提であれば必須ではありません)
次にエアクリーナボックスを外します。
バキュームホースが3箇所繋がっているので抜いて、ファンネルが止まっているホースバンドを緩め、ボルトを2本外すとユニットごと取り外せます。
ボックスを外したあとは、遮熱板を外します。
ボルト3本ずつと横のサイドマフラーをカバーしているプラスチックの部分で1本ずつ止まっているので外すとごそっと取れます。
そうすると、センターマフラーが露出するので、まずアクチュエータに繋がっているバキュームを外します。
次に、エキパイのナット3本ずつ、サイドマフラーと繋がっているクランプのボルト2本ずつを外します。
最後にタイコを抑えているバンドを二箇所外すとごそっと抜けます。
![5e6b6103a6347](serve/attachment&path=5e6b6103a6347)
センターマフラーを外した状態です。
(写真が一気に飛んでごめんなさい、、動画をとったので後日補完します)
![5e6b624a7a2f1](serve/attachment&path=5e6b624a7a2f1)
中央のパネルを外します。外すとこうなります。
![5e6b624a251ec](serve/attachment&path=5e6b624a251ec)
![5e6b624a5a3a7](serve/attachment&path=5e6b624a5a3a7)
パネルに穴が空いているのでそこにホルダ(99111148800)を差し込みます。裏側に曲がっているパイプが出る形です。裏側と表側にそれぞれスチール製のバキュームホース(99111149200)を繋ぎます。
エンジン側のバキュームホースには、元々のアクチュエータに繋がっていたソレノイドから出ていたホースを差し込みます。
![5e6b634fe2d3c](serve/attachment&path=5e6b634fe2d3c)
エンジンマウントの横から出ているルートが純正のルート。
![5e6b63503c0bb](serve/attachment&path=5e6b63503c0bb)
バキュームホースを交換する場合は、DMEボックスの真下にあるこのソレノイド(透明なバキュームホースが繋がっているL字コネクタ)からとってください。
バキュームを繋いだらパネルを取り付けます。
![5e6b63f3ca48d](serve/attachment&path=5e6b63f3ca48d)
こんな感じになります。
次にセンターマフラーを取り付けます。
![5e6b645c58922](serve/attachment&path=5e6b645c58922)
ノーマルを外したのと逆につけていくだけです。
エキパイ -> ガスケット -> センターマフラー -> ホルダー(写真中央のプレート)という順番です。
写真はガスケットの後にホルダーを付けてしまっているので間違えですw
殆どの場合、元のナット類はサビサビだと思うので、交換します。
あと、ボルトやナットには固着防止の為にスレッドコンパウンド等を塗っておくと良いと思います。
なお、位置調整する必要があるので、この段階では本締めはしないでください。エキパイとバンドを軽く止めたら、テールエンドを当ててサイドマフラーとセンターマフラーの出口があうことを確認してください。
位置決めをしたら、サイドマフラーのクランプを23nmで止めます。
エキパイとホルダーのボルトも23nmです。
全て止めると写真の状態です。
アクチュエータにパネルから出たスチール製のバキュームホースを接続することを忘れないでください。
ここまで完了すると写真の状態になります(写真は、エアクリボックスつけちゃってます)
![5e6b652166526](serve/attachment&path=5e6b652166526)
正面から。美しいですね。
![5e6b66162a8b1](serve/attachment&path=5e6b66162a8b1)
あとは、遮熱板を止め、エアクリボックスをつけ、スポイラーをつけ、テールランプをつけ、ファンをつけ、ファンカバーをはめれば元通りです。
さて、最後はコンソールスイッチです。
![5e6b669163ca5](serve/attachment&path=5e6b669163ca5)
コンソールの左右のパネルを内装剥がしなどで外します。
バキバキっと外すだけです。
![5e6b66c21b5ef](serve/attachment&path=5e6b66c21b5ef)
トリムパネルを剥がします。コンソールボックスをあけて下側から外すと外しやすいです。
![5e6b66f9bd92a](serve/attachment&path=5e6b66f9bd92a)
外すとこんな感じ。あとはスイッチを外すだけ。簡単にとれます。
![5e6b6714df738](serve/attachment&path=5e6b6714df738)
裏に3pinコネクタが刺さっているので外して新しいコンソールスイッチに交換します。
![5e6b67e571e85](serve/attachment&path=5e6b67e571e85)
交換完了。
あとは、PIWISでコーディングすれば夢のPSE化完了です。
残念ながら、コーディングするまではスポーツに入れてもバルブオープンになりません。
コーディングはご自身でPIWISをお持ちでない限りは、ショップか、ポルシェセンターに依頼するのが良いでしょう。私が普段お願いしているPCはコーディングだけでもちゃんと受けてくれました。
![5e6b6871c93dd](serve/attachment&path=5e6b6871c93dd)
素晴らしいサウンドに酔いしれてください。